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UFC 333の見どころ|ヴォルカノフスキーvs無敗イヴロイエフ、ヤンvsドバリシビリ3戦目

最終更新日 · Fight Atlas編集部 · 読了 10分

UFC 333の大会概要

項目 内容
大会名 UFC 333: Volkanovski vs. Evloev
日程 現地2026年10月24日(土)/日本時間10月25日(日)
会場 エティハド・アリーナ(アラブ首長国連邦・アブダビ)
日本時間 メインカードは25日(日)午前3時ごろから。前座はその前から始まります
タイトルマッチ フェザー級、バンタム級の2試合
日本での視聴 U-NEXT(月額見放題でライブ配信)

UFC 333は、世界王座戦が2つ組まれた「ダブルタイトルマッチ」の大会です。メインは長く王者に君臨してきたベテランと無敗の挑戦者、セミは因縁の3度目の対決と、どちらも注目度の高いカードになっています。ナンバーシリーズとファイトナイトの違いなど、UFCの基本は「UFCとは?」で解説しています。

メインイベント:ヴォルカノフスキー vs イヴロイエフ(フェザー級王座戦)

王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー

アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(オーストラリア、28勝4敗)は、UFCフェザー級の歴史を代表する王者の一人です。2019年12月に王座を獲得し、5度の防衛に成功。2024年2月にイリア・トプリアにKOで敗れて王座を失いましたが、2025年4月にディエゴ・ロペスを破って王座に返り咲き、2026年2月の再戦でもロペスに判定勝ちして防衛しています。

ライト級王者イスラム・マカチェフに2度挑戦した経験もあり、階級を上げての強豪との対戦も経験してきました。豊富な経験と、試合の流れを読む戦術の巧みさが持ち味です。

挑戦者モフサル・イヴロイエフ

モフサル・イヴロイエフ(ロシア・イングーシ共和国出身、20勝0敗)は、プロデビューから20戦無敗の挑戦者です。ロシアのM-1 Globalでバンタム級王者になったのち、2019年にUFCに参戦。それから一度も負けずに勝ち上がり、2024年12月のUFC 310では元バンタム級王者アルジャメイン・スターリングに判定勝ち、2026年3月にはレローン・マーフィーにマジョリティ判定で勝利して、ついに王座挑戦の権利を手にしました。

UFCでの勝利はすべて判定で、KO・一本での勝利はありません。UFCフェザー級での判定勝ちの数は歴代2位。派手さはないものの、相手に何もさせずに判定を取りきる安定感が最大の武器です。

ここに注目

  • 無敗記録は止まるのか:20戦無敗の挑戦者を、経験豊富な王者が止めるのか。イヴロイエフが勝てば、無敗のまま世界王者になります
  • 判定決着になるか:イヴロイエフはUFCで一度もフィニッシュがなく、5ラウンドの判定までもつれる可能性があります。ラウンドごとの攻防をしっかり見ておくと、判定の行方を予想しやすくなります(判定の仕組みは「MMAのルール入門」)
  • 王者の年齢:ヴォルカノフスキーは30代後半。若い挑戦者を相手に、5ラウンドを戦い抜けるかもポイントです

セミファイナル:ヤン vs ドバリシビリ(バンタム級王座戦)

1勝1敗で迎える決着戦

ピョートル・ヤンとメラブ・ドバリシビリは、今回が3度目の対戦です。

時期 結果
1戦目 2023年3月 ドバリシビリが判定勝ち
2戦目 2025年12月(UFC 323) ヤンが判定勝ちで王座を奪取。ドバリシビリの14連勝をストップ
3戦目 2026年10月(UFC 333) ?

ヤン(ロシア、20勝5敗)は、2020年にジョゼ・アルドを5ラウンドTKOで破って初めて王座を獲得しました。しかし2021年、アルジャメイン・スターリング戦で倒れた相手への反則の膝蹴りによる反則負けで王座を失います。ドバリシビリへの敗戦も経て、UFC 323でようやく王座に返り咲きました。今回が王座奪還後の初防衛戦です。

ドバリシビリは、前回の敗戦で連勝と王座を同時に失っており、今回は王座奪還をかけた雪辱戦になります。

ここに注目

  • 1勝1敗の決着:お互いの手の内を知り尽くした3度目の対戦で、どちらが前回からの修正力を見せるか
  • ドバリシビリのレスリングとスタミナ:14連勝の原動力になった、試合終盤まで落ちない運動量とテイクダウンを、ヤンがどう防ぐか
  • ヤンの打撃:ドバリシビリのテイクダウンをしのぎ、得意の打撃で主導権を握り続けられるか

その他のメインカード

フライ級:カヴァナ vs テミロフ ― 元RIZINのKOアーティストが上位に挑む

日本のファンにとって見逃せないのがこの一戦です。ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン、20勝3敗)は、2023年にRIZINで浜本"キャット"雄大を1ラウンドTKO、征矢貴を1ラウンドKOで下した実績を持つ選手です。UFC移籍後も3連勝中で、そのうち2試合は1ラウンドTKO。最後に負けたのは2019年で、現在12連勝中です。通算20勝のうちKO・TKOが12回、1ラウンドでの決着が11回という、フライ級屈指の倒し屋です。

対するロニー・カヴァナ(イングランド、10勝2敗)は、アイルランド人の父と中国人の母を持つロンドン生まれの27歳。名前の「Lone'er」は中国語で「龍の子」を意味します。イギリスの団体Cage Warriorsで6戦全勝の実績を引っさげてUFCに参戦し、2026年2月には負傷欠場した選手の代役として、元王者ブランドン・モレノとのメインイベントに急きょ出場。5ラウンド判定で勝利し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトのボーナスも獲得しました。ただし前戦の7月のUFC 329では、元王座挑戦者のブランドン・ロイバルに3ラウンドで一本負けしています。

両者にはチャールズ・ジョンソンという共通の対戦相手がいて、カヴァナは2025年8月にジョンソンにTKO負け、テミロフは同年3月にジョンソンに判定勝ちしています。テミロフが勝てばランキングを一気に上げ、タイトル戦線が見えてきます。

カヴァナ テミロフ
ランキング 6位 10位
直近の流れ モレノに勝利 → ロイバルに一本負け UFCで3連勝中(うち2試合が1ラウンドTKO)
チャールズ・ジョンソン戦 TKO負け 判定勝ち

ヘビー級:ヴォルコフ vs クニエフ ― ランキング2位のベテランを新鋭が狙う

アレクサンドル・ヴォルコフ(ロシア、40勝11敗)は、身長201cmの「ドラゴ」の異名を持つベテランです。2012年にBellatorのヘビー級王座を獲得し、2016年にはロシアのM-1 Globalでも王者に。同年UFCに参戦してからは、元UFC王者ファブリシオ・ヴェウドゥムや、アリスター・オーフレイムといった強豪を倒し、長くヘビー級の上位に立ち続けてきました。2024年12月のUFC 310ではシリル・ガヌにスプリット判定で惜敗したものの、その後はジャイルトン・アウメイダ、ワルド・コルテス・アコスタに判定で勝って2連勝中です。

リズヴァン・クニエフ(ロシア・ダゲスタン出身)は、PFLを経てUFCに参戦した新鋭。2025年6月のデビュー戦では元王座挑戦者カーティス・ブレイズにスプリット判定で敗れましたが、その後アウメイダに判定勝ち、タイレル・フォーチュンには膝蹴りで3ラウンドTKO勝ちしてファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスを獲得し、2連勝中です。

両者ともアウメイダに勝っている点も共通しています。ヴォルコフが上位の壁として立ちはだかるか、クニエフがランキング2位を破って一気にトップ戦線に食い込むかが見どころです。

フェザー級:ピコ vs ケイタ ― Bellatorのスターが代役と対戦

アーロン・ピコ(アメリカ、14勝5敗)は、レスリングで17歳以下の世界王者になり、2016年のリオ五輪の米国代表選考会にも出場(補欠)したエリートレスラーです。10代でMMAに転向してBellatorと契約し、2017年から2024年まで17試合を戦いました。ボディへの打撃で相手を倒す1ラウンドTKO勝ちも多く、Bellatorで長く注目を集めてきました。

UFCでは、2025年8月のデビュー戦(UFC 319)でレローン・マーフィーに回転肘打ちで1ラウンドKO負けする厳しい船出でしたが、2026年4月のUFC 327で元Bellator王者パトリシオ・"ピットブル"に判定勝ちして、UFC初勝利を挙げました。

当初の対戦相手だったアーノルド・アレンがケガで欠場し、代わりにルシーニ・ケイタ(17勝2敗)が出場します。ケイタはギニア生まれで、ベルギーを拠点に戦う選手。ヨーロッパの団体Oktagon MMAで、同団体史上初めてライト級とフェザー級の王座を同時に保持した実績があります。UFCでは、デビュー予定だったピットブル戦が自身の体重超過で中止になり、仕切り直しのデビュー戦ではナサニエル・ウッドにスプリット判定で敗戦。しかし9月の前戦ではムハメド・ナイモフを1ラウンドKOで下し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得しました。代役ながら、ピコにとって油断できない相手です。

プレリムの注目カード

プレリムでは、ライトヘビー級でランキング上位どうしのアザマト・ムルザカノフ vs ドミニク・レイエスが組まれています。かつて王座に挑戦した経験を持つレイエスと、ランキングを上げてきたムルザカノフの一戦は、メインカード級の注目カードです。

全対戦カードと試合順は、UFC 333の大会ページで確認できます。

試合を予想してみよう

Fight Atlasでは、開催前の大会の勝敗・決着方法・ラウンドを予想して、他のユーザーの予想と比べられる「試合予想」が使えます。メインのヴォルカノフスキー対イヴロイエフは、無敗の挑戦者が勝つのか、王者が経験で上回るのか。観戦前に予想してみてください。

UFC 333を観るには

日本ではU-NEXTが、UFCの全大会を月額見放題でライブ配信しています。料金や他団体の視聴方法は「日本で格闘技を観るには?配信サービスまとめ」をご覧ください。

参考

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